※トクホとは特定保健用食品のことです。
サントリー食品インターナショナル株式会社では、
2014年より「トクホレポート」として消費者の特定保健用食品(以下、トクホ)の飲用動向調査を実施してきました。
2017年に実施した調査の結果をわかりやすくお届けします!
トクホ飲料が「健康習慣ブースター」として運動や食事などの生活習慣改善のきっかけになっていることを詳しくご紹介します。
「できるだけ健康に良いことをしたいと思う」と考える人は、75.9%と全体の約8割を占めます(図1)。
一方で、なんらかの健康行動を習慣的にできていない人は61.0%と、全体の約6割でした(図2)。
健康を保つ行動をしたいと考えながら、実際には習慣化できない「健康ジレンマ」があることが伺えます。
本調査によると、健康のために何か飲料を飲んでいる人は、約7割に上ります(図1)。生活者の中で「飲料で健康に」という行動が一般化していることが伺えます。
その理由としては、「手軽に続けられる(56.9%)」「普段飲んでいる飲料でついでに健康対策できる(33.0%)」「おいしいので続けやすい(29.2%)」「忙しいときでも気軽にできる(27.9%)」が上位に挙がりました(図2)。軽い気持ちでできる、続けやすい健康対策のひとつとして、飲料は人気があるようです。
トクホ飲料を飲んでいる人のうち、「トクホ飲料飲用開始に伴って健康に関する意識の行動に変化があった」と回答した人は約9割にのぼりました(図3)。
また、変化した意識や行動の内容については、「健康に対する意識」そのものがトップ(24.3%)で、次いで「運動(18.4%)」「食事(17.1%)」の習慣が実際に変化したという回答が上位に挙がりました(図4)。
トクホ飲料の飲用がきっかけとなって健康意識が高まり、運動や食事などの生活習慣の改善を試みようとする傾向が見受けられ、トクホ飲料が「健康習慣ブースター」として機能していることがわかるでしょう。
健康のためにトクホ飲料を飲む人は、飲んでいない人も含めた全体と比較すると、他の健康行動もあわせて実施している割合が高い結果となりました(図5)。
また、トクホ飲料を習慣的に飲んでいる人のうち、約8割(79.4%)が「運動など他の健康行動との組み合わせが大切」と考えています(図6)。トクホ飲料ユーザーは運動など他の健康行動も重視し、それが習慣づく傾向が見られます。
トクホ飲料の飲用習慣は、身近であるがゆえに始めやすく、また食事や運動といった他の健康行動を開始するきっかけになる「健康ブースター」としての役割を担っている様子がうかがえました。
いかがでしたでしょうか。
健康行動をなかなか実践できない人は、まずはトクホ飲料を飲んでみることからはじめることで健康意識が変わる、かも?
※飲料・食品・医薬品、広告・マスコミ・調査関連に従事する人を除く