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お気に入りを見つけよう!日本の鳥百科

アカヒゲ

全長 14cm
渡り区分 留鳥
環境 森林
鳴き声

「渡り区分」の種類

夏鳥

春から夏にかけて日本に渡来し、秋に日本を離れ越冬地に移動する渡り鳥。主に日本より南方から渡来し、日本で繁殖(子育て)をする。

冬鳥

秋から冬にかけて日本に渡来し、春に日本を離れ、繁殖地に移動する渡り鳥。日本より北方で繁殖(子育て)し、日本で越冬をする。

留鳥

日本の中の同じ地域に一年中生息し、繁殖(子育て)をする。基本的には、夏鳥や冬鳥、漂鳥のように季節的な移動をしない鳥。

漂鳥

日本の中で季節的な移動をする鳥。標高の高いところや、緯度の高いところで繁殖(子育て)し、冬はより暖かい地域に移動し越冬する。

旅鳥

春秋の移動の途中に日本に立ち寄る鳥。主に日本より北方で繁殖(子育て)し、日本より南方で越冬する。

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「鳴き声」の種類

さえずり

主にオスが求愛や縄張りを守るために出す鳴き声。複雑で長いものや、単調な声を連続して発するものなど、鳴き方は種によってさまざま。春から夏にかけての繁殖期の間にだけ鳴くものが多い。

地鳴き

季節、オス・メス、年齢に関係なく、コミュニケーションや警戒などのために出す鳴き声。一般的に短い単音(「チッ」や「ジャッ」など)が多い。

ドラミング

主にオスが求愛や威嚇、縄張りを守るためなどに、鳴き声以外の方法で音を出す動作。キツツキ類が木の幹を連続的に叩いたり、キジやヤマドリが翼を震わせて大きな音を出す行動のこと。

クラッタリング

鳴くことができないコウノトリなどが、コミュニケーションのために、くちばしを激しく打ち鳴らす行為。一般的にオスが求愛や威嚇のために行うことが多い。ドラミングとは区別して呼ばれる。

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上田秀雄

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暗い森から春を知らせる大きな声

全長14cm。オスは頭から背、尾、翼の上面は橙色味のある赤色。顔の下半分から胸は黒色、腹は白色です。メスは顔の黒色は無くて、胸腹には灰色のうろこ模様があります。日本の特産種(世界中で日本にしかすんでいない)で、長崎県男女群島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄県沖縄島(北部)などで繁殖しています。オスの脇腹に黒斑があるのは亜種アカヒゲで、徳之島より北に分布しています。沖縄島北部に繁殖する亜種ホントウアカヒゲは、脇の黒斑をもっていません。また西表島や与那国島には冬鳥として少数が見られますが、これはトカラ列島で繁殖しているものが渡っていることが最近になって解ってきました。声量豊かに「ピッ クララララ・・・」とか、「ピー ピョイ ピョイ ピョイ・・・」などの節で、澄んだ美しいさえずりをもっています。常緑広葉樹のよく繁った森林にすみ、樹洞、崖のくぼみなどに巣をつくります。森林内で昆虫類やその幼虫を主食にしています。地上で姿を見ることが多い小鳥です。

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「ギャギャ」「ジッジッ」「カァーカァー」など

「ポポ、ポポ…」「キョキョキョキョ…」など

「カッコウ」「ホーホケキョ」など

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監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
「日本の鳥百科」の写真コーナーは、サントリー「天然水の森」「愛鳥活動」の現場で撮影したものを中心に構成しています。
写真提供:(公財)日本鳥類保護連盟、野口好博、小山浩幸、柳澤紀夫、小宮輝之