水大辞典

知っているようで意外と知らない「水」のことが分かる! 水大事典。「水とからだの関係」や「硬水と軟水の違い」など、水のいろいろが満載です。
監修:東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座

出ていく水ととりこむ水

体から出ていく水

体の中の水は、ただ体の中に溜まっているわけではありません。血液として体内を駆けめぐっていたり、細胞間を行き来したり、内臓や骨を作ったりして、常に動いています。また、動いているだけでなく、さまざまな方法で体外に出て行っているのです。

失われた水の回収方法

1日に2300ミリリットル以上もの水が排出されているので、それを補わなければ、体内が水不足に陥ってしまいます。まず、私たちは、食事から水分を取っています。ご飯やサラダ、肉、魚、みそ汁、スープなどなど、ほとんどすべての食事には水分が含まれているので、1日の食事から約600ミリリットルの水を補うことができます。また、私たちは体の中で食べものを分解しエネルギーに変えていますが、そのときの化学反応によって水分ができます。これを「代謝水」または「燃焼水」といいますが、この水が1日に200ミリリットル。このほかに、1500ミリリットルの水を飲めば、失われた水を回収することができ、体内の水バランスが整うのです。ただし、汗をかいた場合はさらに多くの水分を補う必要があります。
とはいえ、きっちりと、排出した量と摂取する量を計算しながら生活しているわけではありませんね。その調整を腎臓がきちんとしてくれます。水分の補給が足りないときは、尿を濃縮して水の排出量を減らしているのです。逆に水分摂取量が多いときには、尿の量を増やして余分な水分を放出し、体内の水バランスを整えてくれています。

体から出ていく水、入る水

体から出ていく水、入る水

食べものに含まれる水分量

食べものには、どれくらいの水分が含まれているのでしょうか。いくつかご紹介します。食べ物にも多くの水が含まれていることが分かります。

食べ物に含まれる水分

食べ物に含まれる水分

【参考文献】
奈良昌治/著 『水でやせる』 新講社
鈴木宏明/著 『水のはてなQ&A55』 桐書房
女子栄養大学栄養科学研究所/編 『水と健康』 女子栄養大学出版部
『食材図典』 小学館
日本水産株式会社 「ニッスイアカデミー」
(http://www.nissui.co.jp/academy/
index.html)
高橋裕 他/編 『水の百科事典』 丸善 1997

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