水大辞典

知っているようで意外と知らない「水」のことが分かる! 水大事典。「水とからだの関係」や「硬水と軟水の違い」など、水のいろいろが満載です。
監修:東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座

魚と水

淡水魚と海水魚の違い

魚の形態は多種多様です。その大きさ一つを取ってみても、わずか1.5センチで成魚となるハゼがいる一方で、全長21メートル体重21トンにも達するジンベイザメも存在します。脊椎動物に占める種数の割合は魚類が圧倒的に多いのです。魚類は、淡水(川、湖、沼、池)に住む淡水魚と、海に住む海水魚に分けられます。

淡水魚の中には、河口など淡水と海水が入り交じる汽水(きすい)で暮らす魚や、海と川を行き来するものもいます。たとえば、ウナギやアユ、サケのように一生の一時期を海水で過ごす魚もいますし、ボラやスズキなど一生の多くは海水で過ごすものの一時期に限り淡水に移動する魚もいます。このように、一生の一時期でも淡水で過ごす魚も含めて、淡水魚と呼んでいます。

浸透圧に対する海水魚と淡水魚の体の仕組み

海水魚と淡水魚は住む場所が違うため、それぞれの環境に応じた体の仕組を持っています。

海水の特徴は、その塩分濃度(約3.3〜3.5パーセント)にあります。海水の塩辛さの正体はナトリウムイオンなどですが、ナトリウムイオンは、二つの面で生物に対して害を与えます。
一つめは、その毒性。生物の細胞内に入り込んでしまうと、悪影響を及ぼしてしまいます。そのため、すべての生物細胞の細胞膜には、細胞内に侵入してきたナトリウムイオンを体外へ排出する仕組みを持っており、これはナトリウムポンプと呼ばれています。

【参考文献】
岡村収・尼岡邦夫/編 『日本の海水魚』 山と渓谷社
川那部浩哉・水野信彦/著 『日本の淡水魚』 山と渓谷社
中村運/著 『生命にとって水とは何か』 講談社
リバーフロント整備センター/編 『川の生物 フィールド総合図鑑』 山海堂
ハゼの生理学
(http://homepage2.nifty.com/PhD-mukai/
Laboratory/Remarks/Physiology02.html)

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