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お気に入りを見つけよう!日本の鳥百科

クロアジサシ

全長 42㎝
渡り区分 夏鳥
環境
鳴き声

「渡り区分」の種類

夏鳥

春から夏にかけて日本に渡来し、秋に日本を離れ越冬地に移動する渡り鳥。主に日本より南方から渡来し、日本で繁殖(子育て)をする。

冬鳥

秋から冬にかけて日本に渡来し、春に日本を離れ、繁殖地に移動する渡り鳥。日本より北方で繁殖(子育て)し、日本で越冬をする。

留鳥

日本の中の同じ地域に一年中生息し、繁殖(子育て)をする。基本的には、夏鳥や冬鳥、漂鳥のように季節的な移動をしない鳥。

漂鳥

日本の中で季節的な移動をする鳥。標高の高いところや、緯度の高いところで繁殖(子育て)し、冬はより暖かい地域に移動し越冬する。

旅鳥

春秋の移動の途中に日本に立ち寄る鳥。主に日本より北方で繁殖(子育て)し、日本より南方で越冬する。

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「鳴き声」の種類

さえずり

主にオスが求愛や縄張りを守るために出す鳴き声。複雑で長いものや、単調な声を連続して発するものなど、鳴き方は種によってさまざま。春から夏にかけての繁殖期の間にだけ鳴くものが多い。

地鳴き

季節、オス・メス、年齢に関係なく、コミュニケーションや警戒などのために出す鳴き声。一般的に短い単音(「チッ」や「ジャッ」など)が多い。

ドラミング

主にオスが求愛や威嚇、縄張りを守るためなどに、鳴き声以外の方法で音を出す動作。キツツキ類が木の幹を連続的に叩いたり、キジやヤマドリが翼を震わせて大きな音を出す行動のこと。

クラッタリング

鳴くことができないコウノトリなどが、コミュニケーションのために、くちばしを激しく打ち鳴らす行為。一般的にオスが求愛や威嚇のために行うことが多い。ドラミングとは区別して呼ばれる。

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上田秀雄

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細い体に短い脚 
細長い翼は快速で 長距離も一息に

全長42㎝。アジサシ類はカモメの仲間で、ほぼ北方系がカモメ類、南方系がアジサシ類といえます。本種の体は細長く、全身ほぼ黒褐色をしていて、翼や尾は黒色に近い。くちばし、脚は黒色。頭部は灰色で、額は白色をしています。細くて長い翼の持ち主で、飛行はある高さを直線的に飛び、速いです。「クゥッ クゥッ」あるいは「アッ アッ」 と聞こえる声を出しています。岩礁などに止った姿は、横長です。


亜熱帯、熱帯の海域に生息しています。日本では夏鳥で、小笠原諸島、硫黄列島、琉球列島南部、南鳥島などで繁殖しています。離島の岩礁に集団で営巣し、繁殖地の周辺の海域でよく見られます。繁殖地以外では、例えば本州の海岸などで台風に巻き込まれた個体が迷行することがある程度です。


水中にくちばしから飛び込んで小魚を捕らえたり、同様に海へ飛び込んで水浴もします。

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監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
「日本の鳥百科」の写真コーナーは、サントリー「天然水の森」「愛鳥活動」の現場で撮影したものを中心に構成しています。
写真提供:(公財)日本鳥類保護連盟、野口好博、小山浩幸、柳澤紀夫、小宮輝之