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お気に入りを見つけよう!日本の鳥百科

オオアカゲラ

全長 28cm
渡り区分 留鳥/漂鳥
環境 森林
鳴き声

「渡り区分」の種類

夏鳥

春から夏にかけて日本に渡来し、秋に日本を離れ越冬地に移動する渡り鳥。主に日本より南方から渡来し、日本で繁殖(子育て)をする。

冬鳥

秋から冬にかけて日本に渡来し、春に日本を離れ、繁殖地に移動する渡り鳥。日本より北方で繁殖(子育て)し、日本で越冬をする。

留鳥

日本の中の同じ地域に一年中生息し、繁殖(子育て)をする。基本的には、夏鳥や冬鳥、漂鳥のように季節的な移動をしない鳥。

漂鳥

日本の中で季節的な移動をする鳥。標高の高いところや、緯度の高いところで繁殖(子育て)し、冬はより暖かい地域に移動し越冬する。

旅鳥

春秋の移動の途中に日本に立ち寄る鳥。主に日本より北方で繁殖(子育て)し、日本より南方で越冬する。

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「鳴き声」の種類

さえずり

主にオスが求愛や縄張りを守るために出す鳴き声。複雑で長いものや、単調な声を連続して発するものなど、鳴き方は種によってさまざま。春から夏にかけての繁殖期の間にだけ鳴くものが多い。

地鳴き

季節、オス・メス、年齢に関係なく、コミュニケーションや警戒などのために出す鳴き声。一般的に短い単音(「チッ」や「ジャッ」など)が多い。

ドラミング

主にオスが求愛や威嚇、縄張りを守るためなどに、鳴き声以外の方法で音を出す動作。キツツキ類が木の幹を連続的に叩いたり、キジやヤマドリが翼を震わせて大きな音を出す行動のこと。

クラッタリング

鳴くことができないコウノトリなどが、コミュニケーションのために、くちばしを激しく打ち鳴らす行為。一般的にオスが求愛や威嚇のために行うことが多い。ドラミングとは区別して呼ばれる。

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上田秀雄

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白と黒と赤、三色のキツツキ
体がアカゲラより大きいから"オオ"アカゲラ

全長28cm。黒色と白色と赤色のキツツキ。背は黒色で、腰は白色。翼の上面は黒と白の模様。胸は白色で黒く細い縦斑がある。下腹は桃赤色。オスは頭頂が輝くような赤色。メスにはこの赤色がありません。北海道から九州までの森林に生息し、西日本では高い山地にすんでいます。奄美大島には亜種オーストンオオアカゲラが生息していて、色彩では全身の黒味が強いです。よく似ているアカゲラは、腰が黒色で、背後から見ると翼の肩の辺りに大きな白斑が左右に出ます。食べ物は昆虫類の幼虫が多いですが、秋冬には木の実も食べています。餌の多い夏季は葉についた虫を捕らえることも。最もキツツキらしく木を叩いて餌を探すのは、容易に餌が捕らえにくくなった冬であることが多いようです。春には、枯れ木を連続して叩いて大きな「タララララ・・・」との音を出しますが、これは他の鳥のさえずりに当たるもので、同種の仲間に、自己の存在を知らせる役割が大きいようです。

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監修:柳澤紀夫、(公財)日本鳥類保護連盟
「日本の鳥百科」の写真コーナーは、サントリー「天然水の森」「愛鳥活動」の現場で撮影したものを中心に構成しています。
写真提供:(公財)日本鳥類保護連盟、野口好博、小山浩幸、柳澤紀夫、小宮輝之