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2020/12/02

【第42回サントリー地域文化賞】郷土芸能の魅力を国内外に発信!震災からの復興と地域活性化に貢献している「三陸国際芸術祭」(岩手)が受賞しました♪

「郷土芸能の魅力の発信」と、「国内外との芸能を通じた交流」を目的に、岩手県と青森県にまたがる三陸沿岸地域で開催されている「三陸国際芸術祭」が「第42回サントリー地域文化賞」を受賞しました!アジアの芸能団体や現代芸術のアーティストとの交流を通じて芸能の魅力を国内外に広く発信し、震災からの復興や地域の活性化に貢献した点が高く評価されました。今回は、そんな「三陸国際芸術祭」についてご紹介します。


■「サントリー地域文化賞」とは

※昨年の様子

サントリー文化財団が、地域文化の発展に貢献した個人や団体を顕彰する「サントリー地域文化賞」。全国の地域文化活動の発展・向上を応援したいという想いから、音楽、美術、歴史・伝統継承、国際交流などの活動を対象に、設立以来40年以上にわたり、全国の地域文化活動を対象に評価、顕彰を行っています。1979年の本賞創設以来、全国すべての都道府県より受賞者が誕生し本年度の受賞者を含めて総数は225件に達しました。42回目となる今年は、全国の6団体(うち1団体は特別賞)が受賞されました。


■「三陸国際芸術祭」とは?
岩手県と青森県にまたがる14市町村が参加する「三陸国際芸術祭」。元々は2011年の東日本大震災の際、復興支援のために訪れたNPO法人の皆さんが三陸の郷土芸能のすばらしさに感動し、郷土芸能を習ったことから始まりました。その後、地域の文化や人々が一体となった取り組みに進化し、2014年に「三陸国際芸術祭」が誕生しました。現在では、全長600kmにもおよぶ広大な三陸沿岸部の各地を舞台に、地域や国の垣根を越えてアーティストが集い、多様な文化が融合する、他に類を見ないほどスケールの大きな芸術祭になりました。また、これまで同じ地域や町内でも共演することのなかった団体が、「三陸国際芸術祭」を通じてひとつの舞台を創造するなど、新たな交流が生まれています。

それでは、「三陸国際芸術祭」の参加アーティストの一部をご紹介します。


■「末角神楽(まっかくかぐら)」「末角神楽」は、宮古市に伝わる火よけ祈願の神楽。1月15日の小正月には「火祭り」として権現舞(ごんげんまい)を舞うなど、地域に根付いた伝統芸能です。
写真は2018年の「三陸国際芸術祭」で、インドネシアの舞踊である「ジャティラン」を踊る皆さんが「末角神楽」の衣装を着ながら踊りを習う様子です。


■「花輪鹿踊(はなわししおどり)」昔、花輪次郎という人物が旅をして、越後(今の新潟県)で習ったのが始まりと言われる宮古市の「花輪鹿踊」。毎年4月の華森神社例大祭で奉納し、盆の15日には鹿子踊りを披露して祖先を供養しています。写真は2018年の「三陸国際芸術祭」オープニングで踊りを披露された様子です。


■「三陸芸能列車」「三陸芸能列車」は、三陸鉄道に乗って芸能を見に行くツアー。車内では、田野畑村(たのはたむら)の伝統芸能にまつわる物語と童話が紹介され、降車駅に着くと実際に芸能を見ることができます。写真は車窓から美しい三陸海岸地形が織りなす、多彩な景観を楽しみながら海外芸能を鑑賞している乗客の皆さんの様子です。


■「菅窪鹿踊保存会」岩手県指定無形民俗文化財に指定されている「菅窪鹿踊(すげのくぼししおどり)」は、本物の鹿に見立てた鹿頭をかぶり野生の鹿のように勇壮に舞う芸能です。鹿踊は、全国的に見られる芸能ですが菅窪鹿踊は鹿踊と剣舞が交互に入れ替わりながらダイナミックに舞うのが特長。写真は2018年にジャティラン(インドネシア舞踊)のグループが、「菅窪鹿踊保存会」と交流した様子です。

「郷土芸能の魅力の発信」と「国内外との芸能を通じた交流」とともに、震災からの復興や地域の活性化に貢献した「三陸国際芸術祭」。これからもサントリー文化財団は地域文化の発展・継承を応援していきます!


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▼関連リンク
サントリー文化財団「地域文化賞」のサイト
第42回 サントリー地域文化賞決定 (ニュースリリース)

タグ サントリー地域文化賞
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